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2005年3月20日 6:00起床。 10日前に太龍寺の参拝を終えて、残すは八十八の札所最高峰に位置する雲辺寺。交通手段色々と考えた末、JRとバスを乗り継いで雲辺寺麓を目指すことにした。 まずはJRにのって阿波池田へ。鈍行で約2時間のゆったりとした移動。コンビニで買ったブラックジャックを読みつつ、西へ西へ。 阿波池田に着き、川之江行きのバスへ。しかしこの便は一日2便しか出ていないという格好で、出発まではまだ時間がある。まだ10時にもなってないが、ちょっと早めの昼食でうどんをいただく。それでも時間があるので、池田の駅前をぶらぶら。思ってたよりは街っていう感じだった。 11時になり、バス発車。30分くらい乗ったかな。雲辺寺口で降りると、運転手さんが降りてきて親切にも登山道までの道を案内してくれた。感謝感謝。ふと見ると運転手さんの指差すほうに白い人影が。あの人もどうやらお遍路のようだ。
さてバスも行ってしまい、登山口へ向かう。その前に今日の宿の連絡を取らなければ。先にも言ったようにここを行き来するバスは一日2本。次の便は2時過ぎに出てしまう。雲辺寺に登って降りてくるともう終バスはないのです。今日は宿で一泊させていただき、明日朝一で帰る計画。民宿岡田さんにご連絡して、予約をいただく。 登山道入口には大きく「←雲辺寺」と書かれている。さすがにこれでは間違えようがなく、山道へ向かうことができた。
山道はいきなりの急斜面。まだまだ体力的には余裕なので、ペースは順調。道は細く、すぐ脇は崖のような状態。一歩間違えれば軽く落下して遭難しそうな勢い。しばらくしたらなだらかになって、と思ったら急斜面。そんな山道が続く。道の木々には今まで訪れた遍路の方々が残した札がつるされている。励ましの言葉が載せられたものも多く、何か励みになる。 さすがにちょっと疲れてきた。頭の中で進研ゼミの「♪君は大丈夫〜、きっと大丈夫〜」のメロディーがヘビーローテンション。若干雨が降ってきたような降ってきてないような感じになった頃、急に道が開けた。車道に出たのだ。そこで多分バスの降り口から見えた方と遭遇。お話を伺うと、お世話になった方がお亡くなりになってその方のご遺志を引き継がれて八十八ヶ所参りを続けておられるということだった。自転車で巡っているときも、たくさんの方々にお会いしたが、皆それぞれの思いをもってこの四国に来ているのだ。遍路の文化は僕が思っている以上に奥深く、人々の心に響くものがあるのだろう。 ここからお供させていただき、二人で道を進む。結局僕の計算で登山道入り口から約1時間半。思っていたより早く着いた感がするが、13:04雲辺寺到着。半年振りに帰ってきた。バスで麓まで来たものの、自力での登頂に成功。ようやくこれで八十八ヶ所達成と言えるかもしれない。
境内に入って、驚いた。雪が積もってるよー!もう3月も下旬だというのに、境内いたるところに残雪が。気温は確かに若干肌寒くはあるけど、さすがに標高の高さを感じた。 参拝を済ませ、境内を散策する。前回はロープウェーの時間を気にして、正直ゆっくりとは広い境内を楽しむことができなかったが、今日はまだゆっくり時間がある。一緒に登ってきた方とはここでお別れ。一人で境内を歩く。ずらりと並ぶ百人羅漢に圧巻され、境内から見える景色を堪能。広い境内、空気もどこかすがすがしい感じがする。
境内を堪能して山頂公園毘沙門天展望台へ。らせん状の階段には八十八ヶ所の札所の絵が順番に飾られていて、これを眺めるだけでも遍路を回った人には感慨深いものがあるだろうな。そして展望台へ。標高921m+αの地点から360度の風景を見渡せる。絶景の一言。 景色を堪能し、雲辺寺を後にする。車道はなめらかな下り。このくらいなら足への負担も少なくてすむんやけど。登ってくる時はお話しながら来たので、帰りは、あれ?こんな道だっけか?とちょっと道に迷った感が溢れてしまい、若干不安になりつつもなんとか山道への復帰を果たす。 山道の下りはきつい。足にくるわ〜。なんて泣き言を言っていたら、下から人の気配が。よく見ると男性二人組み。しかもこの激坂を自転車で登ってきている!ありえへん。人がすれ違うのもままならない道で「まだ遠いですか?」「もうちょいでなだらかになりますよ」みたいな会話を交わす。あんまり引き止めるのもあれなので(この肌寒さの中で汗だくだったので…)道をお譲りしてお別れ。すごすぎやな…。 麓に下りたら、4時前。民宿へ向かう。下りでだいぶ足にダメージが蓄積。平地でもちょっと歩くのがしんどい。20分くらい歩いたか。民宿岡田に到着。ご挨拶し、部屋へ案内される。先にお風呂に入らせてもらい、生き返る気分。
今日は他に6人くらいのお客さんがいた。皆さん歩き遍路で回られている方で、ご夫婦の方もいらした。何度も遍路を打った経験がおありのようで、お話を聞くだけでも貴重な体験だった。年配の方たちだったけどすごいお元気。自分もこのくらいの歳になってバリバリ歩いて回れるくらいでいたいものだ。この日は10時頃就寝。 翌朝、朝食後皆さんをお見送り。自分もバス停へ行こうとしたら、ご主人が池田駅まで送ってあげるとおっしゃっていただき、ご好意に甘えさせていただく。7時半に駅に着き、JRで帰宅。 後付け後付けではあったけど、なんとか八十八ヶ所回り終えることができた。達成感につつまれて、これにて八十八ヶ所の旅、ホンマに終了! |
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